ヨルダン日記 その3 パレスチナ難民キャンプで大きな絵を描く。

ヨルダン2日目

僕らは朝からスーパーへ。
眠たげな店員さん達をせかしてせかして、
ダンボールをたくさんもらって再びバカア地区へ。

j401.jpg
j402.jpg

この日は、パレスチナ難民キャンプ内にある幼稚園でのワークショップ。
幼稚園の名前は[NGO Friends of the Childlen socirty Baqa'a]

j402b.jpg

この時期、学校は夏休み中なので、幼稚園生以外の子達も集めてのサマースクール中。

ここで僕は、子供達と一緒に絵を描こうと思います。
先生たちは日本から持って来たけん玉、ぶんぶんゴマ、ボール投げ遊びなどなど。

まずは、屋上に上がってダンボールキャンバス作りと、けん玉の練習。

j404.jpg
j405.jpg

教室に入ると、ウード弾きの”ムハンマドおじさん”と子供達が歌を歌ってました。
ウードの音色って、やや切なげなイメージなんですが、ムハンマドおじさんが弾くと、
とても楽しげな曲になるから不思議です。

j403.jpg

そのままの流れで、子供達が歓迎の歌で、僕らを迎えてくれました。

自己紹介のあと、最初に千田さん達によるけん玉、ぶんぶんゴマ、ボール投げ遊びのデモンストレーション。
そして子供達と一緒にワイワイきゃっきゃとはじまりまじまり。

j406.jpg
j408.jpg
j407.jpg
j409.jpg
j410.jpg

わいわいやっている間も、ムハンマドおじさんはウードを弾いてくれてます。
ムハンマドおじさんの歌を聴きながら、子供達が遊んでいる間に、僕はライブペインティング。
これがとっても楽しい。

j411.jpg
j412.jpg
j413.jpg
j413b.jpg

男の子も女の子も、みんな顔なじみなのか、すごく仲が良い。
こっちの家族は兄弟が多いから、子ども同士のくっつき方や、離れ方を知っているのかも。
ちっちゃい子達は、テンションは高いけど、ワガママを言う子がいない、という印象。
少しお兄ちゃん、お姉ちゃん達も、ちっちゃい子を見守りながらワイワイがやがや。
先生たちも大声で唄い、踊り、とハイテンション。

まさに大盛り上がり。

僕の近くにはビデオカメラでずーっと撮影してる子、自分が絵に出て来て大喜びの子達。
僕はその様子を見ながら、30分ほどで絵は完成。

j414.jpg

ウードを弾いていたムハンマドおじさんも、自分の絵を見て大喜び。

j415.jpg

ここで朝から皆で作った大きな段ボールキャンバスを広げ、
日本から持って来たサクラクレパスを一人一人にプレゼント。

j416.jpg
j417.jpg
j418.jpg
j419.jpg

過去、ラオスで出会ったボランティア活動家は、僕にこう言いました。
「モノをあげる人はたくさん来る。でも何かを作ったり、目の前で表現して見せ、
 一緒に何かを作る。という人は少ない。」
ウガンダで出会ったJICA隊員も「ただ、モノをむやみに与えるだけなら、与えない方が良い。」と言い、
そして、ヨルダンに駐在している安藤さんやはるこさんも「彼らは悪い意味で支援慣れしている部分もあるので、直接、手渡せる子にだけ、必用な分のみしかあげない方が良い。」と言います。

1人1人にクレヨンをプレゼントした後、いよいよみんなでお絵描きらくがきのスタート。
まずは、僕がこの地に来て、最初に見た動物、「らくだ」から。

j420.jpg
j421.jpg

僕の描き方、クレヨンの使い方をじーっと観る子供達。
よし!とばかりに、みんな一斉に描き始めます。

j422.jpg
j423.jpg
j424.jpg
j425.jpg
j426.jpg
j427.jpg

皆の絵が、色が、線が自由にどんどん広がっていくと、
途中から隣のこの絵とくっついたり重なったりして、不自由にぶつかり始めます。
皆で描く絵はここからが面白い。

j428.jpg
j429.jpg
j430.jpg
j431.jpg
j432.jpg
j433.jpg

絵の中に別の絵が生まれたり、繋がったり。
はじかれて終わったり、塗りつぶしたり、かき消されたり。

j434.jpg
j435.jpg
j436.jpg
j437.jpg

楽しい絵が出来た。
大人も子どもも一緒になって唄って踊って笑って、
それが足下に落っこちて絵になった。

動物、花、家、車、ぐるぐる、ぐいぐい。
アラビア文字やパレスチナ国旗もあった。

j438.jpg
j440.jpg
j441.jpg
j442.jpg

最後に、この幼稚園に絵本を寄贈。
校長先生にばっちりお渡ししました。


j443.jpg
j444.jpg
j445.jpg

集まってくれた子供達。
先生達。
ムハンマドおじさん。

みなさん、どうもありがとう。

安藤さん、千田さん、大野さん、まちこさん、高橋さん、はるこさん、エイジ君
お疲れさまでした。
ありがとうございました。

j446.jpg

楽しい時間は、あっという間。

僕がヨルダンに来た理由、思い。
準備に費やした時間、お金。
期待や不安。
いろいろなものが、しゅーーっと集約していく瞬間。

そして
”嬉しい”と”楽しい”が残る。




関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

KADO

Author:KADO
■ KADO4LIFE
 http://www.kado4life.jp/
□ twitter
 twitter.com/kadohide
□ Facebook
 fhttps://www.facebook.com/KADO4LIFE
 
門 秀彦/かどひでひこ
コミュニケーションとしてのアート表現や手話をテーマにした[HAND TALK]をコンセプトに、絵本や絵画作品の制作の他、国内外でのワークショップや、ミュージシャンとのライブペインティングを行う。最新作は絵本「ハンドトークジラファン」。
その他、 NHK「みんなの手話」、フジテレビ「モアセブン(めざましテレビ)」等のアニメーション作品の制作、手話アートブック、エッセイ等の著作があり、宮本亜門、佐野元春、HY、大沢誉志幸等のアートワークを手掛けるなど、創作は多岐に渡る。

門 秀彦 ウェブサイト[KADO4LIFE]
http://www.kado4life.jp

Twitter

Twitter Reload

最新記事
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
最新トラックバック
検索フォーム
FC2検索